映画「フローズン・タイム」のあらすじ・ネタバレ感想:失恋のショックで「時を止める」青年の物語

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こんにちは!hideです。

もし時間が止められるとしたら、何をしますか?

想像が広がりますよね。

今回はそんな「時を止める力」を手に入れた青年の物語、映画「フローズン・タイム」を紹介します。

【フローズン・タイム】の作品紹介

本作は、2006年に制作されたイギリス映画。

失恋をきっかけに不眠症と時間停止能力を手に入れた青年が、次の恋へ進むまでを描いた作品となっています。

この作品、元々はなんと18分の短編映画

その作品が第78回アカデミー賞の短編賞にノミネートされたことで長編映画化されたという経緯があります。

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女性の裸が映るので、そこは注意です!

【フローズン・タイム】のあらすじ

初めて付き合った彼女から別れを告げられた美大生のベン(ショーン・ビガースタッフ)。
失恋のショックから、彼は不眠症に陥ってしまいます。
不眠によってできた8時間を有効活用しようと、彼はスーパーマーケットの夜勤で働き始めます。

本来寝ていたはずの時間の中で淡々と業務をこなしていきますが、退屈な夜勤の中では彼女を忘れる事は出来ません。

いくら経っても眠ることのできないベンの精神は限界を迎え、ついには時間を止める力を手に入れます

凍りついた時間の中で、ひたすらに女性客の裸体を模写するベン。

そんな事を繰り返す中で、ベンは徐々にバイト仲間のシャロン(エミリア・フォックス)に思いを寄せていきます。

時間を止める力を持ったベンは、不眠症から脱却し、彼女に思いを伝えることができるのでしょうか?

【フローズン・タイム】の監督

本作の監督は、写真家のショーン・エリス

本作の他に「ブロークン」「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」などを手掛けています。

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本業が写真家さんなだけに、映像はとてもきれいです。

【フローズン・タイム】のキャスト

主人公 役
・ベン・ウィリス:ショーン・ビガースタッフ
あの「ハリー・ポッター」でハリーに「クィディッチ」を教えたオリバー・ウッド役を演じていました。
見たことある!となった人も多かったのでは?

ヒロイン 役
・シャロン・ピンティ:エミリア・フォックス
BBCのクライムサスペンスドラマ「Silent Witness」に出演した他、映画「戦場のピアニスト」では主人公の友人の妹ドロタを演じていました。

その他の出演
・ショーン・ヒギンス(主人公の親友):ショーン・エヴァンス
・スージー(主人公の元彼女):ミシェル・ライアン
・ジェンキンス(店長):スチュアート・グッドウィン
・バリー・ブリックマン(バイト仲間):マイケル・ディクソン
・マット・スティーヴンズ(バイト仲間):マイケル・ランボーン
・ブライアン(バイト仲間):マーク・ピッカリング

【フローズン・タイム】の感想・ネタバレ

ここからは映画を見て思った感想を書いていきます。
多少のネタバレを含みますので、注意してください。

主人公の持つ感性

物語の軸になるのが、主人公のベンが不眠症と引き換えに得た「時間停止能力」

皆さんだったらどうしますか?

銀行強盗、イタズラ、などなど
殆どが、倫理観度返しの良からぬ行為だと思います。

しかし、ベンはただ女性の服を脱がせ、デッサンをする事にその能力を使います。

完璧な能力を得たにしては、控えめではないでしょうか?

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服を脱がすことは大胆といえばそうですが…

私はそこにベンの「静かな情熱」を感じました。

ベンは、幼少の体験から女性の持つ美しさに強い興味を持ちます。

性欲とは違う「美」の魅力。

このインスピレーションからデッサンに没頭するのですが、自分だったら素直に自分の興味を追うことに力を使うことが出来るかな?と考えてしまいました。

物語の中で、主人公とは対局の存在として描かれるのが親友のショーン。

彼は容姿端麗で、どちらかというと性欲優先。

彼が時間を止めたら、きっとハチャメチャな行動をするでしょう。

そんな親友が近くいる事によって、主人公が内面に持つ強い軸がより浮き彫りになります。

無限の時間と可能性を得た時、真っ直ぐに自分の興味を追求する主人公に感心してしまいました。

世界観を支える愉快な仲間たち

本作はSF要素があるものの、比較的静かに淡々と物語が進行します。

そんな中で物語が退屈に見えず、むしろワクワクして映るのは、素敵な脇役達のおかげではないでしょうか。

以下、少し変わった彼らの紹介です。

・マット&バリー(イタズラ好きのお調子者)
 主人公ベンと同じく、スーパーマーケットの夜勤で働く二人組。
 いい年こいて、商品を投げたり、店内でレースをしたりして遊んでいます。
 この二人がクビにならないのは、このスーパーの夜勤は結構人手不足からなのでは??

・ブライアン(格闘技オタク)
 物語中盤から、アルバイトメンバーに加わる青年。
 仕事に向かう格好は柔道着、仕事中もカンフーの型を練習しています。
 寡黙がイケてると思っているのか、全く話しません。
 全然カッコよくないですが、私は凄く好きでした。笑

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海外映画に多いですが、アジア好きの男性は性的魅力が弱く描写されがちですよね…

・ジェンキンス(自慢ばかりの店舗店長)
主人公達が働くスーパーの店長。
サッカー好きで、部屋にはトロフィーや写真を飾って自慢をしてます。
いつも自分が優秀である事をアピールしていますが、そのほとんどが空回り。
従業員達からはものすごい勢いで舐められています。

・シャロン(夜勤の紅一点)
主人公が好意を寄せる女性。
退屈な就業時間のせいで、時間恐怖症になってしまった彼女。
腕時計にテープを貼り、視界に時計が目に入らないようにしています。

・ショーン(主人公の親友)
主人公と同じ美大に通う女好きの青年。
最初から最後まで、女性を怒らせていました。
主人公はデッサンを書いていましたが、彼はそのそうな素振りは全くありませんでした。
大丈夫なのでしょうか?

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主人公のベンが静かな性格である分、彼らの行動で物語に躍動感が出ていました。

謎の男は何だったのか

本作の中盤、ベンが時間を停止させている間にいきなり動く男性が出現します。

無言でただ走り去るだけで、それ以降は現れません。

そこでベンは、自分以外に時間を止められる人間がいる事に気づくのですが、以後特にそのことに関して話が広がることはありません。

あの男は何だったのでしょうか?

あの場面に対する伏線の回収がなかったのは、少し残念でした。

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あの場面の意味がわかる方がいたら教えて下さい。

【フローズン・タイム】のまとめ

この物語は「ベン」という美大生の日常を描いた作品だと私は思います。

そのため、時間停止やシャロンとの恋の行方とは関係ない描写も多々あります。

ですが、それがいい!

多くの映画は、何かが始まって終わるまでの起承転結がカチッと明確に描写されています。

それも良いですが、本作のようにただ一人の人生の一部分を切り取って、ゆるりと流す映画もいいなと思いました。

休日の夜中に、ゆったりとした気分になりたい時におすすめの作品です。

【フローズン・タイム】が好きな人にオススメ作品

ちょっとSF要素が入った恋愛映画かつ、美しい映像が魅力の作品をオススメします。

エターナル・サンシャイン
男は1通の手紙を見つける。その手紙には、別れた恋人が自分との記憶をすべて消した事が書かれてた。
自分も恋人との思い出を消すため、男は彼女と同じ「記憶除去手術」を受けることを決心する。

アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜
主人公の家系には不思議な力があった。
それは「過去に戻れる能力」
主人公のティムは、恋人探しや理想の人生の探求にその力を使うが…
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